東京たまエコセメント工場から下水道に廃棄されたセシウムは下水道局で捕捉しきれずに毎月多摩川へ垂れ流していますが、今月は2600万Bq/一日でした。
※計算は下記に提示


【今月の考察】
 今月のたまエコセメントからの下水道への排出は89ベクレル/kgでしたので、2600万ベクレル程度の垂れ流しが毎日行われていたと考えられます。(稼働日数は月により変動しますが、年で平均化すると月25日程度)

総体的に数値は低くなってきているのは間違いありません。
多摩地区各15清掃局から搬入されている主灰の平均最小値で初めてNDが出ました。ゴミ自体に入っているセシウムの量も減少していると思われます。(半減期との関係もあるかもしれません)

一方で各地で起きている現象ではありますが、今月の下水道局(八王子水再生センター)では95Bq/kgのヨウ素が検出されています。他所ではもっと少ない量での検出は頻発していますが、キロあたり95Bq/kgというのは気になりました。
各地のヨウ素は主に医療系廃棄物の混入とみられていますが、経緯を見守りたいところです。

私ごとですが、これまで東京都などに対して陳情やHPの更新などをしてきましたが、仕事なども立てこんできまして多角的に常時監視することが難しくなってまいりました。

数値が落ち着いてきた所ですので、この辺でブログの数値のアップは終了したいと思います。
一方ですでに流れてしまった放射性物質がどのように多摩川に影響しているかが問題です。

それらは河川近隣の方々やちく林舎さんを中心としたロングスパンでの試料採取な計測などで危険性は直に明らかになっていくでしょう。私も可能な限りそちらをお手伝いします。

これまで毎月のHPの更新を気にかけて下さっていた皆様、これからも多摩川の現状を気にかけて頂きたい。そして革命的と言われるエコセメント工場が周辺環境や河川に対して正しい選択なのかを、それに関わる我々皆で真剣に考えていきたいと思います。

数年に渡り更新してきましたが、陳情などでも汚染を少しも止めることも出来ず、申し訳ありませんでした。
いままでありがとうございました。

■ 日の出町のちく林舎さんを主体とした多摩川の汚染を測る会の「多摩川汚染地図」も進んでいます。
世田谷以南の方々の参加が見込まれるとさらに流域の測定範囲が強化されると思います。大田区の方などご興味のある方はぜひhttp://www.geocities.jp/eco_cement/manabukai.htmlこちらのチラシに書かれた連絡先にお問い合わせください。


備考
※参考までに計測が始まった2011年7月からの数値を掲載しておきます。(単位Bq/kg)

2013年
1月 89(1月の多摩川への放流水に含まれていた汚染量:2600万ベクレル/一日)
12月 123(12月の多摩川への放流水に含まれていた汚染量:3600万ベクレル/一日)
11月 92(焼却炉停止中のため下水道局での汚泥分が不明のため総量は不明)
10月 114(10月の多摩川への放流水に含まれていた汚染量:3300万ベクレル/一日)
9 113(9月の多摩川への放流水に含まれていた汚染量:3300万ベクレル/一日)
8 89(8月の多摩川への放流水に含まれていた汚染量:2600万ベクレル/一日)
7 146
6 116
5 164
4 112
3 126
2 127
1 140

2012年
12 164
11 203
10 181
9 173
8 221
7 255
6 173
5 281
4 250
3 117
2 193
1 231

2011年
12 359
11 469
10 376
9 494
8 371
7 678(7月の多摩川への放流水に含まれていた汚染量:1億9千万ベクレル/一日)

垂れ流し詳細はこちら↓


【フロー計算表】

※数字をクリックすると資料が出ます。
25年1月(17日)のエコセメントの下水道への汚染水の放流 は89Bq/L(25.1+64)

下水道局・八王子水再生センターの捕捉汚泥を焼却した灰は272Bq/kg(72+200)

÷36(焼却時の濃縮率の逆算)=7.5Bq/kg(脱水汚泥の 放射能濃度) 

下水道局で捕捉できた放射性物質総量
7.5×74,000kg(74t/一日の脱水汚泥量)=555,000Bq
 
本来捕捉しなくてはならない総量
89×300,000L(300㎥/エコセメントからの下水道への一日の総排水量)=26,700,000Bq
多摩川に放流されている一日セシウム量 =26,700,000-555,000=26,145,000Bq(一日の排出総量)

一日の総排出セシウム量 2600万ベクレル
 
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