東京たまエコセメント工場からの多摩川セシウム漏出を止めたい

多摩川への垂れ流しを止めるために東京都へ陳情します

東京たまエコセメント工場から下水道に廃棄されたセシウムは下水道局で捕捉しきれずに、4月は毎日5000万ベクレルのセシウムが多摩川に放出された。
※計算は下記に提示

【今月の考察】

フローの専門家の教授がかねてより「春と秋は清掃局の焼却灰の放射性濃度が若干高めにでる」と指摘しているとおり、多摩地区のゴミから出たセシウム・結果として多摩川に流れる分が4月は増加している。171Bq/kg(L)。

これだけの量の排水を「下水放流水」と示して堂々と廃棄している状況を二年も見ているが、何も手が出せないでいる。

少なくとも自分の自治体の議員には知ってほしいと思います。世田谷に限ってはその排水を取り込んで水道水として給水までしている。(もちろんろ膜ろ過などの工程を経ており、高めの基準値はクリアしています)

本当にそれらを飲んで危険がないのか。
国が出す基準をクリアしていれば、他の市原エコセメント工場では操業停止になっているような排水工程を続けていいのか。

5月の終わりに東京都議会に対して陳情書世田谷区議会に対しても陳情書を提出しました。
都議会に至っては秋の新議員さん達に少しでも早く理解し、対応して頂けるように、秋の審議がかかるようにしました。

このページも多くの議会の方に見て頂いています。
私が陳情しているのは知ってほしいからです。知って、それからどうするか、それを考えなくてはならないと思うからです。
危険でないなら危険でないという立証をすべきだし(国や国交省などに要望して河川を徹底的に調査)、その上で河川での子どもたちの夏休み企画などを運営して頂きたい。子どもたちは何も知らず、大人達も何も知らされず、川に流れてくる透明な水に入るのです。

どうか、考えて頂きたい。よろしくお願いします。



【フロー計算表】

※数字をクリックすると資料が出ます。
25年4月(17日)のエコセメントの下水道への汚染水の放流 は171.1Bq/L(59.1+112)

下水道局・八王子水再生センターの捕捉汚泥を焼却 した灰は(400+160)560Bq/kg
(4/11から4/26日)


560÷36(焼却時の濃縮率の逆算)=15.5Bq/kg(脱水汚泥の 放射能濃度) 

下水道局で捕捉できた放射性物質総量
15.5×74,000kg(74t/一日の脱水汚泥量)=1,147,000Bq
 
本来捕捉しなくてはならない総量
171.1×300,000L(300㎥/エコセメントからの下水道への一日の総排水量)=51,330,000Bq
多摩川に放流されている一日セシウム量 51,330,000-1,147,000=50,183,000Bq
 


垂れ流し詳細はこちら↓

※数字をクリックすると資料が出ます。
3月(6日)のエコセメントの下水道への汚染水の放流 は126.2Bq/L(42.7+83.5)

下水道局・八王子水再生センターの捕捉汚泥を焼却 した灰は(160+320)480Bq/kg
(2/28から3/12日)


480÷36(焼却時の濃縮率の逆算)=13.3Bq(脱水汚泥の 放射能濃度) 

下水道局で捕捉できた放射性物質総量
13.3×74,000kg(74t/一日の脱水汚泥量)=984,200Bq
 
本来捕捉しなくてはならない総量
126×300,000L(300㎥/エコセメントからの下水道への一日の総排水量)=37,800,000Bq
多摩川に放流されている一日セシウム量 37,800,000-984,200=36,815,800Bq
 
東京たまエコセメント工場から下水道に廃棄されたセシウムは下水道局で捕捉しきれずに、3月は毎日3600万ベクレルのセシウムが多摩川に放出された。

垂れ流し詳細はこちら↓


【今月の考察】
下水道法流水という欄を見ると分かるように、数字は先月とほとんど変わっていない。
だが、その上の欄の「金属回収汚泥」の欄の数字が消えている。実はこの欄は、以前は常に数字が打たれていたのが、数ヶ月前から突然書かれなくなり、25年の2月に再開された。
この汚泥はどのように扱われているかは不明で、セメント焼成の過程に再度投入される可能性もある。ポイントは金属を回収しているかどうかというところ。

焼成キルンでセメントを作りながら再利用可能な金属を回収する(もとは三多摩地区の人々の可燃ごみに含まれるものですが)。その作業工程で大量のセシウムが排水に流されているとみられている。
回収された金属は高値で売買されるため、金属回収工程を止めるわけにはいかない理由もあるという話しもあり、年間でかなりの額になるが、それらは年間収支に分かるようには記載されていない。

一方投入される「組織団体15清掃工場 放射性セシウム濃度」の欄をみると、ピーク時に比べ6分の1程度に減少している。清掃工場で焼かれるセシウムの量も減少傾向にあるが、依然としてセシウムを下水放流し、下水道局で取りきれずに多摩川へと続いていることに変わりはなく、砧浄水場の伏流水で取水され世田谷、品川、目黒の人々の水道へと繋がっている。
25/4/3の砧浄水場の原水測定はND(<0.8)となっているが、0.1あるいはそれ以下まで測る濃縮測定はされていない。

数字をクリックすると資料が出ます。

2(8)のエコセメントの下水道への汚染水の放流 134.21Bq/L(127+7.21)


下水道局・八王子水再生センターの捕捉汚泥を焼却 した灰は180+320500Bq/kg

1/29から2/12日)

500÷36(焼却時の濃縮率の逆算)=13.8Bq(脱水汚泥の 放射能濃度) 

下水道局で捕捉できた放射性物質総量

13.8×74,000kg74t/一日の脱水汚泥量)=1,021,200Bq

 

本来捕捉しなくてはならない総量

134×300,000L300/エコセメントからの下水道への一日の総排水量)=40,200,000Bq

多摩川に放流されている一日セシウム量 40,200,0001,021,200=39,178,800Bq
 

東京たまエコセメント工場から下水道に廃棄されたセシウムは下水道局で捕捉しきれずに、2月は毎日3900万ベクレルのセシウムが多摩川に放出された。

垂れ流し詳細はこちら

東京たまエコセメント問題

【今月の考察】


「たまあじさいの会」などの住民有志によるエコセメント訴訟は現在高等裁判所で審議されています。裁判の準備資料は私の
HP内に保管させて頂いています。こちら

訴訟代理人弁護士の一人である梶山弁護士からの報告で「エコセメント工場より下流で、伏流水を取水して都民の水道水になっている」という指摘を受け、現状を調べてみたところ、世田谷の砧・砧下浄水場で取水されたのち高度ろ膜濾過されてから、祖師谷にある大蔵給水場にあげ、世田谷から品川、目黒の一部に水道水として18万トン給水されていることがわかりました。

私が以前問い合わせた時は「井戸です」と言われ、川とは無関係と考えていたのですが、立型集水井(伏流水)というのは川のすぐ側に井戸を掘り、そこから地層をろ過してきた水を井戸から取水する方法であり、浄水場職員曰く「水としては川の水であるのは間違いない」ということでした。

 


■危険性「リスク?」

現在までに砧浄水場での放射能測定では原水を含め浄水もすべてセシウムではNDが出ている。
浄水 1回/週 <0.8

原水 1回/月    <0.8 

東京都水道局原水測定

 

エコセメント排水より下流で都内の水道水にしているのは、この砧のみとなっている。エコセメントの大量セシウム放棄の影響はいずれ出てくる可能性もある。セシウムは下流に向かって泥などとまじり河川内に堆積しながら東京湾に向かっていると考えられていて、その量はピーク時で15千万ベクレル/毎日となっている。

 

伏流水の特色からして一定のろ過は期待できるが(東大森口氏曰く)東京都の水道局によるブレンド(他の朝霞などの水と混ぜて測定)にしての濃縮測定ではなく、砧独自の原水と浄水の精密測定(1Bq/L以下)は必要であること。

 

伏流水(川のすぐ脇に井戸をほり、一定のろ過がされた水を井戸で吸い上げる)とはいえ、水溶性のセシウムが原水に漏れ出す可能性は極めて高い。あるいは現在はまだ現れておらず、これから汚染された水が出てくる可能性を含んでいる。
また水に含まれるといわれる放射性物質のトリチウムなどは測定しておらず、エコセメントから大量に流された物質が飲料水に入らないという保証はない、と懸念されます。
東京都環境局に連絡をしたところ、現状のリスクは理解出来たし危機感も共有するが、一級河川である多摩川の管理は国交省であり、測定は環境省なので都環境局としては手がでない。可能なら都水道局に原水の測定下限値を下げる要望を出してみてはどうか、という話しになった。

今後、少し時間をかけてでも「砧の原水・浄水の精密測定」を要望してみようと思うが、公表の原水データがNDを超えた場合は、ろ膜濾過を通しているとしても各個人で気をつけたほうが良いと思う。




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